鬼06

足蹴にされている亀が口を開いた。

「桃太郎さん、た、助けておくれ~ 必ず恩返しはしますから」

浦島太郎が口をはさんだ。

「このバカ亀! おまえの恩返しがどうなるかはもう、桃太郎さんはお見通しなんだよ。
 なあ、桃太郎さんよ」

桃太郎は膨らんだ股間に、手をおさえた。