ギター道場1回目(まっちゃん編)
今回からギター塾改めギター道場に名前を変えた。
前回までは飲み食いが時間の半分以上占めたが、今回からギターの練習に
時間をかけることに。まっちゃんは最初に登場。ARIAのギター持参で。
まっちゃんのライブの演奏曲は、なごり雪とタクシードライバーと化粧
この3曲を仕上げなければいけない。まっちゃんはギター始めてまだ1年も
経たない。よって3月のライブはかなりのプレッシャーになる。
歌は抜群にうまいが、人前に出ると演奏が緊張する。手が震える。足が震える。
足はつま先を立ててしまうので、しっかり足台にかかとまでおろさないといけない。
緊張するのはこれはしょうがない。私も人の事は言えない。
演奏を始める前は、必ず一言二言話す。ギターも2小節~4小節くらいポロンポロン
とつまびいて少しでも体の緊張を、体の外に出さなければいけない。
ライブの時は、自分の声がでかく聞こえます。自分のギターが大きく聞こえます。
その音を自分で聞いて萎縮しまうことがあり、びびって普段でている声よりも小さくなったり、かぼそくなったりとまギターもピッキングが弱くなったりと。
そんなふうにならないよう、MCで元気よく話し始めて、その間にギターも鳴らしとけば、これから歌い始める自分の声とギターの音量には、萎縮はしません。
だから最初のMCは、客を引きつける目的だけではなく、自分がこれから歌い始める
ための貴重な準備運動になるんだぞ。
またライブの時は、客席は静まりかえって、
お客さんの視線をいっせいに浴びるだけで
舞い上がる。これもあたりまえ。あがっちゃダメよ!というのも無理な話。
飲み過ぎると絶対ダメだが、2~3杯くらいひっかけてから演奏を始めるのも一つの手だと思います。個人差もありますが私は全然落ち着きます。
ライブ1ケ月前から、そういうスタイルで試してみてはと。
またダイムもライブの時にやってましたが、MCを原稿にして譜面代においておけば
余裕も出てくるかと。
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続いて演奏面です。
まっちゃんは、1曲演奏する中で、途中途中、中断して歌い直します。
これは絶対だめです。歌詞を間違ってもギターのコードを間違っても途中で
ストップしてやりなおすのはNG。聞いてくれているお客さんの集中力も途切れます。死語かもしれませんが、歌い直しが何回もはいると、客はしらけます。
じゃあなんで途中途中中断してしまうのか?緊張しているのもあるし練習不足もあります。暗記するくらい徹底的に歌詞を頭にたたきこむ。指にコードをおぼえさせる。
しかしそれでもライブの時は頭の中、すっとんでしまいます。完璧に暗記できて
人前でも大丈夫だったら、それにこしたことはありませんが。
通常は、譜面をみて歌うのが安心・安全です。
ただ演奏している時、歌っている時、次の行の歌詞やコードを目で追いかけるクセを
身につけると、余裕が出てきて間違いが減ってくると思います。
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まっちゃんの最大の武器は、誰もが認める歌唱力です。この歌唱力の高さには
脱帽です。どこのお店に行ってもその歌唱力は間違いなくトップクラスです。
そのレベルでこの店ではねえ・・・とまっちゃんに言ったバカがいるみたいですが、
その人の数段上だよ。まっちゃんは。
ギターのレベルが多少低くても、その歌唱力で十分おつりがきます。
ほめすぎか?
今回のライブの演奏曲の「化粧」でなかなか修正のできていないところが
ここ。
♪♪
バカだね バカだね バカだね あたし
愛してほしいと 思ったなんて
バカだね バカだね バカのくせに ああ
愛してもらえるつもりでいたなんて
♪♪
3行目の「バカだね バカだね バカのくせに ああ」のところ
最後の「ああ」が声が出ていません。CAPO3で歌っていたので最初キーが
高いのかなと思いましたが、「息」が続かないってことがわかりました。
「~バカのくせに ああ」のところ、「~」のところで息継ぎを入れてください。
他の部分も苦しいところは、自分でどこに息継ぎをいれたらいいかを工夫して
譜面に、息継ぎの場所をわかるようにマーキングしておいてください。
他の曲も同じところがあったら。。
ちなみに私は息継ぎは、超ヘタです。
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最後にギターフィンガリングの点。
昨年7月最初のギター塾の時は、なごり雪を左手を見ながらぽろ~んとしか
弾けなかった時と比べると、かなり上達しています。
今回の課題曲の間奏やエンディングのフィンガリングには
スリーフィンガーやハマリングオンやスライドなど、小技を盛り込んで
いるのでギター歴1年未満のまっちゃんには、ちょい厳しいかなと
思いますが、なんとかなるはずです。
先日の練習で、スリーフィンガーがまだスムースに弾けていません。
「タン・タカスタタン」と口ずさみながら、それに合わせるように弾けるように
まずスリーフィンガーのリズムを安定するよう指にたたきこんでください。
これはギターがなくても、自分のふとももでフィンガリングの練習はできます。
ハマリングオンは、1回弦を弾いて2つの音を出すテクニックです。
2つの音の最初の音がきれいにでないまま、次の音を出してもハマリングオンの
音はきれいにでません。イントロにダブルハマリングのところがありますが
まっちゃんは、比較的いい音を出してます。だけどシングルのハマリングは
きれいな音が出ません。これってなんで?私には不思議です。
Am7をそのまま2フレット分スライドさせる時も比較的、きれいに音が出ています。
最初にもどりますが、まずは、スリーフィンガーのリズムを安定して出せるように
することです。人それぞれ覚え方は違いますが、まっちゃんにはそれが一番近道のような気がします。
がんばろう!