17日葬儀
朝11:30から葬儀
朝ご飯は昨日の通夜の残り物のおにぎりと精進料理。
食べ終わった後、畳の上でごろごろしてたら
家内から「早く準備しなさい」と叱られる。
10時半過ぎに葬儀屋さんから葬儀の説明を受ける。
おい!笑うなよ。葬儀に不謹慎だぞ。
と言う私も表情が怪しい。
こうしてみるとオヤジもおふくろも年をとった。
おやじ80
おふくろ79
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葬儀客がパラパラと集まってきた。
11:10
葬儀屋さんが司会となりマイクで葬儀をスタート。
あれ・・・まだ時間じゃないぞ。早くね?
葬儀屋さん途中で進行をSTOPしてマイクから離れた。
どうやら練習だったらしい。
これってあり?
11:20
時間じゃないのにまた葬儀屋さんがマイクの前に立ち
話始める。そして
途中でやめる。またまた練習だった。
これってあり?あり?
そして11:30葬儀スタート。
親族席から葬儀客に目を向ける。
半分以上の空席が寂しい。
50人くらいは来てるのかな?
最近じゃ、自宅で通夜とか葬儀とか行うところは少なくなったらしい。
自宅ではいろいろとやることが多くて大変らしい。
まあ、自宅でやると正座をしなきゃいけないもんな。
長時間の正座もこれまた苦手だ。
家内には普段から言っている。
おれが死んだら、散骨で。ヘリから散骨で。
それも骨は粉にしないで、そのままの形で、ヘリからこの町の上空から
あちこちに落としてほしいと。
家内は聞きはしない。
受付開始→葬儀開始→読経→親族焼香→会葬者焼香→お別れ→喪主挨拶→ご出棺
一般的にはこの流れでだいたい1時間くらいと言われている。
この日もこの流れで約1時間。
お別れの時に、祭壇の花を棺の中に添えた。
叔母さんは安らかな顔をしていた。
おやじ80さい。 7人兄弟。
5人はすでに亡くなって。
入院している姉と2人。
その最後の兄弟の姉が
昨日早朝亡くなった。
棺の中に花を添えるおやじは
「ありがとう」と叔母に告げた。そして 大粒の涙をぽろぽろと。
その姿がつらかった。ほんとにつらかった。
おやじの涙は息子には耐えられない。
いつかはわからない。
おれもいつかはこうやって、目の前の親父を見送るときがくる。
そんなこと考えたくないが、それは避ける事なんてできない。
そんな光景が一瞬よぎった。
モグからもみきちゃんからも言われた。
生きてるうちに、おやじにいっぱい「ありがとう」を言ってあげよう。
そして喪主の挨拶。親父は原稿をふるえる声で。
出棺