罰②

彼は足下の鎖をはずそうとしたら看守がこう言った。
「王はすべて見抜いておられるぞ」
彼は鎖をはずした。

看守は続けた。
「王の慈悲の心が貴様には、どうやらわからないらしい」

彼は鎖を壁に投げつけるとこう言った。
「だいたいなんであんなことで、オレがここに閉じこめられなきゃならん?」

看守は言った。
「あんなこと? どうやら貴様には他の3つの罪が見えてないらしいな」