オリジナル

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ぼくには娘がいます。

でも5年前に離婚して娘を手放しました。

あんなに大切に想っていた娘をぼくはいとも簡単に手放しました。

今更、言い訳するつもりはありませんが

離婚しても父親と娘の関係は何ひとつ変わらないんだし

「絆」は簡単にちぎれないし

ましてやすぐ近くに住むんだから、いつでも会えるし

今まで通りどこかに遊びに行ったり、

どこかにご飯食べに行ったり

それは今迄通りこれからも何ひとつ変わらないことだし



自分だけがそう思ってました。。。。

離婚して1週間後に「ごはん食べにいこう」とメール送りました。

でも用事があるからと断られて

次の週も断られ。。。

次の週も断られ。。。。。

すべての誘いを断られて。

どんくさいぼくもさすがに気が付きました。


 嫌われている? 恨まれている? 憎まれている?


半年後、娘のいない娘の誕生日。うすちゃけた壁に貼った6枚の娘の写真を

見ながら

娘が生まれた朝の事

つかまり立ちができるようになった日の事

よちよち歩けるようになった日の事

自転車に乗れるようになったあの日の笑顔

幼稚園の運動会のとびきりの笑顔

めいいっぱいおしゃれしてピアノ発表会で緊張してでもうまく弾き終えた時の笑顔

中学生の制服きてちょっぴりお姉さんになった娘の笑顔


あと。。。。

あと。。。。。



涙がぽろぽろこぼれてきました。

あれから5年の月日が流れました。いまだに会えてません。



娘に「離婚することになったから。。。」と告げた時に見せた娘の

たまらなく悲しい顔をいまだに忘れることができません。




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