2015も今日でおしまい！今年を振り返る②

年末の録画番組を観るのが追い付かず、どんどん貯まっていき、
容量が少なくなってきていますとのメッセージが出てきています。
ピンチであります。

今年を振り返るとやはり近所のファミレス「グラッチェ」には
よく行きましたねえ。間違いなく１週間に１回は行ってました。

私は基本、ビールで乾杯しなくてもいいので最初の１杯から
ワインを飲みます。グラッチェでワインを飲むようになってから
家でもワインを毎晩飲むようになりました。
ワインの味もわからないんですけどねえ。。。

今年は夏、みゆきさんの両親を連れて鹿児島へ行きました。

今年を振り返り１番心に残っているのは
夏、帰省した時に知覧特攻平和会館に行った事。
太平洋戦争時、特攻基地が置かれた場所。
1945年4月～同年7月まで約３ケ月。この基地から
250㎏のでっかい爆弾を積んで飛び立った若者は439名。
みんな死んだ。

実家から車で１時間。
子供の時たぶん１回しか行ったことはなく
その時の記憶もあいまいだ。
もちろん戦争の時、知覧の基地から特攻隊員が飛びっ立った事は
知ってはいたが、恥ずかしい事に歴史の１ページくらいにしか
考えていなかった。
自分が生まれるたった１７年前の出来事なのに。

この知覧特攻平和会館には、隊員達の遺影、遺品、記録等そして
彼らの遺書が数多く展示されている。
それを片っ端から読みました。
両親や兄弟への感謝から始まり必ず成果を上げる決意を伝え
最後にさよなら。

涙が止まりませんでした。
人生これからという若者たちの遺書でした。

自分が20歳の頃、何をしていたっけ？
学生やっていてあたりまえのように親のスネをかじり
ろくすっぽ大学にも行かず
気ままにバイトして朝から晩までギター弾いて
彼女がほしいなと嘆き。。。
友とばか笑いしながら朝まで酒を飲んで。。。。

恥ずかしいな。
恥ずかしいな。
実に恥ずかしい事です。

あの時代に生れていたら、まわりがりっぱな遺書を書く中で
きっと自分は怖くて怖くてペンをもつ手も震えて
きっと一文字も書けなかったことでしょう。
上官に殴られっぱなしだったろうな。。

そんな弱虫で臆病者だからきっとあの時代に生れなかったんだろうなと。
ふとそんなことを思いました。

私のおふくろも子供の時、アメリカの爆撃機が低空飛行で
やってきて機銃を撃ちまくってくる中、姉と手をつないで
逃げたとという話を聞いた。怖かったと。本当に怖かったと。
そして今でもおふくろは神社に行くたびに手を合わせて
「世界が平和でありますように」と願う。

あるホームページで読んだ。
先に特攻する友が自分に言った。
「オレは先に死ぬが、お前は決して死に急ぐな。生き残って
平和がどんなに貴重であるかをみんなに伝えて、平和のために尽くせ」

誰もが戦争を望んでいるわけではない。
誰だって平和がいいに決まっている。
この70年の平和は若者たちの命が礎になっていることを
忘れてはいけないと、知覧特攻記念会館で思いました。

また帰省した時はここに来ようと。。
みゆきさんとそう話しました。

今年もまた短い１年でした。
来年もまたいいありますように。。。。。