2013-10-27 鬼14 日が暮れていく砂浜を歩く浦島太郎と桃太郎。「どこまで歩くんだよ?」桃太郎はたずねた。「村までだよ」「村はまだか?」「まだだよ」「あのさ、鬼なんだけど、この島で平和にみんなと仲良く暮らしてたんだろ?それがなぜ?」「だから、オレにはわからんって」「もしかしておまえ、口止めされてんのかぁ?」「村に行けば、きっと何かわかるはずさ」「あ~。。腹減ったなぁ」桃太郎は独り言のようにつぶやいた。